オランダ商館長が見た江戸の災害 フレデリック・クレインス著
オランダの方が書かれた江戸時代についての新書を読みました。
最初は外国の方が鎖国していた江戸時代についてこんなに書けるものなのか?と思っていましたが、想像以上に当時のオランダ商館長さんたちが詳細に記録していて驚きました。オランダ商館があったことについて知ってはいましたが、当時の江戸についてこんなにも詳細に記録を残していたとは、この本を読むまで知りませんでした。
もちろん代々変わっていく商館長によってその見方も変わっていきますが、オランダ人視点の江戸の街記録は日本側のものとは違い、またなかなか新鮮で面白かったです。
今は旅行でも日本からオランダ、オランダから日本と行き来する人自体少ないように感じますが、当時はこんなにも交流があったのだと改めて知ることができました。
というわけでもっと当時の江戸について知りたくなりましたし、オランダについてもその後どういった歴史を迎えたのか、今はどういう国なのか知りたくなりました。
いつかオランダ現地にも足を運んでみたいものです。